ずっと気になっていた薬膳のお店に行ってきました。銀座トレシャスビルにある「御膳房」。「中国雲南キノコ火鍋」が目玉メニューのお店です。興味をそそられる「雲南料理」。ミャンマー、ラオス、ベトナムと国境を接した雲南は、高低差のある地形をもち、大自然に囲まれた環境なのだそう。プーアル茶の産地として有名。そしてなんといっても、漢方薬の産地としても知られています。雲南省北西部の麗江は、「生薬の郷」とよばれ、冬虫夏草、田七人参、天麻、地参など、600もの薬用動植物が育てられているとか。
オーダーしたのは、もちろんこの店の名物「雲南キノコ火鍋」。カラフルで珍しいキノコが、大きなザルの上に山盛りになって登場しました。左上の大きなピンクは「ときいろひらたけ」、真ん中の黒いのは健康食品でおなじみ「アガリクス」、白いふわふわしたのは「やまぶしたけ」、そして右上の細長いのは椎茸の何倍ものうまみ成分をもつ「やなぎまつたけ」…。これを、鶏でだしをとったスープにドサっと入れて15分。きのこの複雑なうまみが溶け出した、格別な一品が出来上がり!
スープを吸ってしんなりしたキノコは、1つ1つ違った味わい&歯ごたえ。そして、キノコのだしが出たスープがこれまた絶品。免疫力が急上昇した感じです。鍋のシメは、残ったスープに雲南名物「過橋米線」という細い麺を入れて。しびれる辛さの麻辣スープにアレンジしていただきました。ちなみに「御膳房」のメニューには、アロエ、田七人参、雲南名物の茶葉をつかった珍しいお料理も。ちょっと高級な店ですが、日本では珍しい薬膳料理を食べられます。大満足の私は、雲南省に行ってみたくなりました。
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