病気に負けない体を作るために、今、できること
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中国に伝わる食医の理論です

薬膳のはじまりは今から約4000年前。中国の夏(か)の時代(紀元前2100~紀元前1700年)に、儀狄(ぎてき)という人が、王様に酒を献呈したことに由来します。医学の「医」という字は、旧字で「醫」と書きますが、この文字の下の部分の「酉」は酒と同じ意味。当時、お酒は医療行為に用いられていました。

 

商の時代(紀元前1700~紀元前1100年)になると、調理人の伊尹(いん)が『湯液経』というスープの本をまとめました。伊尹はその中で薬効のある食材を煎じた湯液を紹介、食材には薬のような作用があると記しています。

 

西周時代(紀元前1066~紀元前771年)になると、飲食と医療に関する職位が置かれました。医師にあたる職業には、「医師(患者は診ない管理職)」「食医(健康管理・薬膳)」「疾医(化膿症以外の病気を治療)」「瘍医(化膿症を治療)」「獣医」5つの職が。「食医」の下には、調理人である「包人」、王の食事を試食する「膳夫」が置かれており、食事による健康管理が非常に重要視されていたことがわかります。

 

古くは、医療のひとつとしてスタートした薬膳ですが、現代の薬膳には、2つの役割があります。

1.病気のある人のための、治療効果のある薬膳

2.病気のない人のための、健康維持、病気予防の薬膳(食用・食養)

 

「薬膳ノート」では、主に後者を取り上げていきます。


自然界の変化に従って生きる

薬膳でもっとも大切なことは何か。それは

「自然界の変化に合わせて生きること」。

難しい言葉で「整体観念」とか「整体観」といいます。整体観念において季節は非常に重要なカギとなります。

 


薬膳は“食のバランス学”

薬膳は、「自然界の変化に合わせて体のバランスを調整する食事である」

と私は考えています。

・体が冷えているときは、温める食べ物をとってバランスをとる。

・水分をためこんでむくんでいるときは、余分な水を排泄する食べ物をとる。

・疲れて元気のないときは、元気の「気」を補うものをとる。

いかがですか? 割と単純だと思いませんか?

バランスをとるために薬膳では食材を性質別に分類法しています。

●五気(温めるのか、冷やすのか)

● 寒性・涼性


体の熱をとる。解毒、便通をよくする作用なども。

● 平性


温めも冷やしもしない。バランスを調和する働きが。

● 温・熱性


体を温める。痛みを止めたり、体内の循環をよくする働きも。


●六味(どんな味なのか)

「味」といっても、食べたときに感じる味そのものとは限りません。

下のように、味にはそれぞれ、体に及ぼす作用があります。

●酸味


収斂(汗や漏れを止める)固渋・唾液の分泌を促す

●苦味


熱を下げる・解毒する・便秘を改善など

●甘味


虚弱を補う・消化機能を調整・痛みを緩和

 


●辛味


冷えを改善する・気を巡らせる・血液の流れを促進

●鹹味(かんみ)


塊を柔らかくし、散らす・便秘の改善

●淡味(たんみ)


体内の水分の代謝をよくし不要な水の排出を助ける


●帰経(体のどの部分に作用するか)

五臓六腑という言葉をご存じですか?

五臓とは、肝・心・脾・肺・腎、

六腑とは、胆・小腸・胃・大腸・膀胱のこと。

薬膳のもとになっている中医学では、体の生理機能はこれらの臓腑がそれぞれに分担するものと考えています。

食材の性質が体のどの臓腑に入るのかを、薬膳では「帰経」といいます。

たとえば「ねぎ」の場合。

ねぎ(葱白)は、五気は「温」、六味は「辛味」、帰経は「肺・胃」。

体を温める性質があり、特におなか、肺を温める作用があるから、寒さによる腹痛や冬のかぜでのどが痛いときなどにいい、ということになります。

 

単純かと思ったら、ちょっと難しくなりました。

「薬膳ノート」では、このような薬膳の知識を、わかりやすく解説していきたいと思います。

 

 

 

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